洋服は季節や流行、その時の個人的な好みによって次から次へと増えていってしまいがちです。その一方で捨てるのは少し勇気が必要で手放すにはなかなかの覚悟が必要なものです。そして気づくとクローゼットとタンスのなかには大量の洋服が溢れている。しかもよく見てみると全く同じ色の同じようなシルエットの洋服がでてくる。という負のスパイラルに陥ってしまいます。
今回はそんなミニマリスト生活の最大の敵とも言える洋服を購入する際の注意点やポイントをお伝えいたします。
早速ポイントをご紹介していこうと思いますが、その前に一番最初にするべきことがあります。それは「本当に必要な洋服以外すべて捨てること」です。
「なにを言い始めるんだこいつは！」とちゃぶ台をひっくり返したくなる気持ち、お察しします。しかし、服に限ったことではないのですがこの「捨てる痛み」というのを経験すると人生が一変します。
自分で買ったものや家族、友人から頂いた物を捨てるというのは最初は本当に心が痛みますし、もったいないと思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、その痛みが次なにかを買う時の自分の糧になってくれるのです。また、捨てずに残した物たちに対しては今まで以上に愛着が湧き、大切に使おうという気持ちを生んでくれます。ものは通貨と同じで数が増えれば増えるほどその価値はどんどん下がっていくものだと思っています。つまり洋服が増えれば増えるほど「洋服安」になっていきます。（そんな言葉はない）
本当に必要な服だけを残しそれ以外の服を手放したあなたはもうミニマリストに片膝と片肘を突っ込んだも同然です。自ずとこれから説明するポイントを実践することができるのではないかと思います。
それでは服を購入する際の５つのポイントを紹介いたします。
- 衝動買いをしない！
- 同じ系統の服が無いか確認！
- 着回ししやすい服を選ぶ！
- 収納スペースは確保できているか！
- 本当に欲しい服か！
一つずつ説明していきます。
1.衝動買いをしない！
まずは衝動買いを避けましょう。
本当に必要な洋服以外を手放した方であればおそらくもう安易な衝動買いをすることはないかと思いますが衝動買いをしてしまったらあなたはまた同じ悲劇を繰り返すことになるでしょう。来年、早ければ1ヶ月いないなんでこの服買ったんだろうという疑念に駆られ手放すかどうかの葛藤と闘う事になってしまうのが目に見えます。
衝動買いを避けるためには一度その場を離れてみると良いでしょう。一番いいのはその日のうちには買わずに一度家に帰ってしまうのが衝動買いを避ける方法として最良の手段です。
それでもやっぱりと欲しいと思うのであればもう一度店に出向いて最終的に購入する判断をしましょう。そこまでして手に入れた服は「本当に欲しい服」となり長い間大切に使うことになるでしょう。
2.同じ系統の服が無いか確認！
1.でも伝えたとおり欲しいと思った服があっても一度家に買えることができたら一度クローゼットを確認してみるのもいいでしょう。意外に同じような色の服をすでに持っていたり、同じようなデザインの服を持っていたりするものです。もしあなたの好みの色で意識的に揃えているのであればもちろん新たに購入していいと思いますが、中には別にそこまで好きな色でも好きなデザインでもないけれど持っていたということもあります。そうすることで同じような服の購入を避けることができますし、改めて自分の好みを認識することができるので今後の服選びの参考にもなるでしょう。
3.着回ししやすい服を選ぶ！
これは少しセンスやテクニックが必要になってくるかと思いますが、できる限りシンプルでどんな服にも合わせやすい服を選ぶとクローゼットをスッキリさせることができるでしょう。正直私はファッションセンス０なので絶対に柄ものは選ばず無地一択で服を購入しています。色も極力赤や黄色、紫などの派手なものは避けてグレーやベージュのものを選ぶようにしています。
またこうすることによって服を選ぶ時間を削減することができます。ミニマリストというのはこういった選択の時間を極力避けて他のことに時間を回すというのがある種一つ目的でもあります。個々らへんの話また別の記事でお伝えしようと思っております。
洋服の数を減らし、着回ししやすいシンプルなデザインな服を持つことで自分がいまどんな服を持っているのか把握しやすくなり、服のことについて考える時間を削減し、自分のために時間を増やすことができるでしょう。
4.収納スペースは確保できているか！
服を買うときに気をつけなければ行けないことのひとつとして収納スペースが十分に確保できているかというのがあります。これは意外に忘れがちで収納スペースが無いにも関わらず洋服を買ってしまうと新たに収納ケースを購入してしまうことにも繋がります。これは洋服に限ったことではないのですが収納ケースや本棚などを新たに購入することはミニマリストへの道からかなり遠ざかります。人間は棚などの相手スペースを埋めてしまう傾向があります。つまり新しい棚を買うこと、それすなわち新しいものを購入してしまうことに繋がりものがどんどん増えていってしまいます。
最近のアパートはウォークインクローゼットや物置が充実している物件が多いように感じます。極力、新しい収納ケースや棚を買わずにもともと部屋についているクローゼットや物置で収まるように洋服などを購入するように管理しましょう。
私の家には学生時代に母が買ってくれたモノクロの高さ180cmくらいのクローゼットとはば110cmくらいチェストがあります。これが私にとってはシックで非常にカッコよく、また捨てるのにもそれなりの費用がかかることからなかなか手放せずいます。ただ、現在住んでいる部屋には小さいながらもクローゼットがついていてほとんどの服はそこに収まっています。クローゼットとチェストはほぼインテリアと化していて今後もその中を埋めようとは考えておらず、鑑賞用の家具として私を見守っていただく予定です。（母が買ってくれた思い出のものであるというのも手放せない理由の一つです。）
5.本当に欲しい服か！
最後の最後には感情論です。「その服は本当に欲しい服か！」と自問自答しましょう。
いままでの１～４の条件を考慮して買わないほうがいいかもしれない…と思ったとしてもそれがどうしても欲しい服だとしたら我慢せずに購入してしまっても構わないでしょう。なぜなら「ミニマリスト」というのはあくまでも充実した人生を送るための手段であって目的ではないからです。「ミニマリスト」になるために自分の心に嘘をつき我慢をしてストレスを溜めてしまっては元も子もありません。
どうしても欲しいと思った服があればすべての条件を無視して購入してしまいましょう。ただ、そういうときはできる限りなにか一つ服を手放すことを検討してみましょう。1in1outの精神です。そうしてなにかを生贄にすることで手に入れたその服は更に愛着が湧き何年にも渡って大切に着ることができるでしょう。
まとめ
今回は服を購入する際のポイントについて紹介させていただきました。すべてのポイントを守る必要なく自分に合うポイントがあれば意識して見てください。情報というのもひとつのもので自分にとって大切で必要な情報を取捨選択するのも「ミニマリスト」という考え方の一つである考えております。
今回の記事があなたにとってどれか一つでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
じぶんなりの「半ミニマルライフ」を！
服を手放す際にはメルカリなどのフリマアプリで売るとお小遣い稼ぎにもなって一石二鳥！
販売するまでには少し手間がかかるのでいつか手順をブログで紹介できればと思います。
手放したいけど捨てるのは気が引けるという方はぜひお試しください！
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